調整

この日に大会!ってわかってはいてもその日にチームをベストな状態に持って行くのは
何気に難しい課題のようだ。

自分個人なら状態を飢えた虎には持って行けたとしても、皆になるとハテサテ?
日曜日もその前の日曜日も「ん?」と首を傾げたくなるチームがあった。
本来の力が発揮出来てない。
チーム内で目覚めている人にとっては更に「なぜだ!」と思っているだろう。
血の涙流しながら、体育館の砂かき集め帰る様を横目で見ていて思った。

思い出した…。
ひろの場合を。
「僕が勝ちたい。勝つためにやる事も分かっている。だから付き合え」
「私は…」と言っても「僕が勝ちたい。君の意見は聞いてない。以上」で
勝つためのスケージュール、メンタルトレーニングまで用意される。

「足が壊れました!」「そうか。怪我の時はメンタルを鍛えろ」
「少し治りました」「いつもベストな状態とは限らない。技術磨けるチャンスだな」
そんな感じで、ひろは目を逸らさないし、チームメンバー変えないから
結局我々は諦めてその船に乗る事となる。

「どうして一つの大会で、君のサーブでミスが一度ある?」
私は普通のフローターサーブ。攻めている訳でも無いのに、ただの打ち急ぎからの
ミスした。別に決定的な場面でもないが、私の特性は「安定したゲーム」を作る人が
ミスをしてもいいのですか?と言う話。
「厳しい場面での13点目にトスが下がるのはどうしてだ?」
保険をかけて短くしてしまう焦りを「だからそこのメンタルを磨けと言ってる」と
指摘される。「そこをクリアして次のステージがある。さっさとしろ」と。

「下手の前」「もたれつもたれつの分際で!」と数々の名言も吐かれたが
一つ一つ指導してくれたなぁ〜
まぁ、これは王権国家の話やし。