猫の恩返し

暑い日がまたまた続いてる。思い出した事がある。

やっぱり暑かった日に車庫の扉が開けっ放しだった。
ヘビに入られたら負けるので、急いで扉閉めて出かけた。
帰って来て扉開けたら、猫が飛び出して来た。

後ろの家のアメショのみぃちゃん(猫は全部みぃちゃんと決めている)だ!
「みぃちゃん閉じ込めていたのか‼︎大丈夫か!」と声かけるが一目散に逃げて行った。

それから数日後から、毎日不思議なモノが玄関先に置かれてあるようになった。
セミ、セミ、バッタ、セミ、カマキリ、セミ。
やたらセミの多いローテ。

ツッケンドウに帰した新聞屋さんか?
近所のクソガキのイタズラか?
と毎朝と仕事帰りに別に気にもせず片付けていた。

そんなある日ひろが気づいた。
「何か何時も玄関先に置いてあるけど、猫に何かしたか?」と。
おそるおそる、私の悪事を打ち明けた。
「悪気はなかった!みぃちゃんはあれから遊びに来てくれないけど
   出会った時は立ち止まって挨拶してくれる!」と訴えた。

「みぃちゃんは閉じ込めたのはやすだとは知らない。
   逆に助けてくれたと思って、お礼を持って来てくれているんだよ」と

ビックリした。
猫がそんな事するのか?

ひろの母も昔猫を助けたら、毎日、ネズミやヘビを持って来てくれたらしい。
始めはバッタなどだったのが、狩りも上手になっていき毎日グロいモノが玄関先に
置かれていくようになったと。

「え!どうしよう。アメショの可能性を考えると今に哺乳類になる!」
「あ。大丈夫。」とちょうど物陰からみぃちゃんが見ていたのでひろが声かけた。

「みぃちゃんいつもありがとうね。
   でも本当お礼はこれでいいからね」とだけ話かけた。

そして、次の日からお礼が置かれる事が無くなった∑(゚Д゚)
言葉わかるのか‼︎!
猫はすげ〜‼︎
ならば、金目のモノを要求すれば良かった。