この冬ごろだったか、用具室から何か出た。
ランプこすったら出てくる系のもの。
「何だあれは?」呆然と見てしまう。
煙のようでブワブワしたものが、何度見なおしてもブワブワ動いている。
始めは用具室に入ったり出たりしていたが、しばらく経つと体育館の半分近くまで動き出した
ユックリしていた動きも、上下に動いたり、急に動いたり止まったりとし出だす。
その動きは……ん?「子供?」
ボールが転がるとブワブワもモタモタ近づく
「可愛いいじゃないか」萌えてくる。
と、ピッコロが突然用具室に向かって歩き出した。
ブワブワは駆け寄るが、止まる。
そして、いきなり用具室に向かって走り出した!
途中一度小さくなる。「転んだ?」
それでも用具室に直線で走って行ってしまった。
そしてその後出てこなくなってしまった。
「可愛い子猫見たいな女の子ひらった」とひろに紹介した時、
「あれはライオンの子供ではないか!すぐに捨ててこい」と言われ
「違うよー」と言ってた頃が懐かしい。
今では、タテガミふっさりの立派なライオン。
「やすがひらったのは、ピッコロだった」と魔封波をコンビニのクジで手に入れた。
でも、こんな異形のものさえも逃げ出すレベルに達しているとは…
そもそもなんで確実に異形なものの方向にいきなり歩きだすんだ?
魔封波でこのピッカヨを捕獲出来るんだろうか?
いや、考えようによればピッカヨの写真は「魔除け」として高額で売買出来るんでは!
ピント合わす勇気があれば!の話やけどね。